第10回 全国「運転サービス士」コンテスト開催
第10回 全国「運転サービス士」コンテスト開催
平成27年11月14日(土)於:株式会社日立物流松戸研修所
ご挨拶
大会会長 大槻光雄
平成18年に始まりました全国「運転サービス士」コンテストが、節目となる第10回目に相応しい、大変素晴らしい開催となりましたことをご報告申し上げます。
このコンテストは、運転サービス士の日頃の自己研鑽の結果を発揮する機会であるのと同時に、当協会と加盟各社の「安全安心」・「サービス力向上」を軸とした業務品質向上への取組みを社会に発信する良い機会でもあります。
「継続は力なり」と申しますが、試行錯誤を繰り返しながら回を重ねたことが、業界の知名度や信頼と信用に着実に繋がっていることを確信する機会となりました。あらためまして、参加された選手の皆様は勿論、運営に携わった会員各社の皆様並びにご協賛いただきました皆様のご支援とご協力に心より御礼申し上げます。
開会式
平成27年11月14日(土)第10回全国「運転サービス士」コンテストを株式会社日立物流松戸研修所にて開催しました。
当日は、協会会員各社から選手として総勢66名(乗用車部門34名 マイクロバス部門17名 大型バス部門15名)の過去最多の出場者に加え、協賛各社及び協会会員各社の協力によって、コンテスト実行委員・審査員・ボランテイアの約153名も参加して、コンテストの準備と当日の運営を支えました。
本コンテストは、当協会加盟企業の経営者・管理職・運転サービス士が一体となった「サービス力向上」を目的としています。
今年は、平成18年の第1回目の開催から10回目となる記念大会として、「プロの心とスキル向上で感動創造!」を本大会のスローガンに、競技種目にマイクロバス競技を加え、従来の大会より更に幅広く、より実践に近い自家用自動車管理業務を想定した高度な競技内容となりました。
第10回全国「運転サービス士」コンテストスローガン
「プロの心とスキル向上で感動創造!」
開会宣言
各競技風景
【筆記試験】
最初の競技は、筆記試験です。乗用車・大型バス・マイクロバス各部門に分かれて実施され、試験内容は「交通法規・礼節マナー・言葉遣い・エコ運転」に関するプロにとって相応しい設問です。
【乗用車部門日常点検】
模範業務走行の一環として始業時に日常点検を行うという設定です。短時間に迅速な確認ができるかがポイントです。競技時間は、5分で競います。
【乗用車模擬走行(路上コース)】
模擬走行(路上コース)は、お客様をご自宅から会社までの送迎を想定した一般道路での競技です。コンテスト会場から一人の審査員が同乗して、路上の模擬走行コースを走行の後、再びコンテスト会場に戻るという実践に近い設定です。今回は、安全運転エコドライブ推進システムを導入し、運転状況を数値化して総合的に評価しました。
【乗用車所内走行(会場内コース)】
今回の所内走行(会場内コース)は、1.狭路通過(S字クランクの両サイドにフェンス設置)2.方向転換(直径7.5Mのサークル内に進入し、サークル内に設置しているパイロンに接触しないよう方向転換してサークル内から脱出します)3.指定エリア内停車(縦列駐車)の三種類で競技時間は6分で終了します。何れも難易度の高い競技です。
【乗用車簡易清掃】
お客様が降車した後、外出先での待機中に短い時間で、お客様のスペースを清掃する設定です。競技時間は、3分です。
【マイクロバス・大型バス模擬走行】
模擬走行の内容は、通常業務に加え、様々な障害物を回避して、目的地まで送迎する設定です。運転技術は勿論、身だしなみ、お客様への挨拶と言葉遣い、運転姿勢、乗り心地等日頃の力量を発揮できる競技設定であり、競技時間は10分です。
【マイクロバス・大型バス日常点検】
競技車両は大型バスで行います。競技時間は6分で、いかに素早く正確に点検するかを求められます。
【ペダルカーレース開催】
今回も競技終了後、コンテストに参加した選手の慰労の意味からペダルカーレースを開催しました。熱戦の末、日本運行システム株式会社が優勝しました。
閉会式
山口大会副会長からコンテストの成功と選手及び関係者の皆様への御礼の挨拶がありました。閉会式では、各部門の個人及び団体の表彰式も行われました。
入賞された選手の皆様おめでとうございました。
PDF資料
入賞者の皆様
乗用車団体の部優勝チーム
日本運行システム株式会社 正面左より
田中 孝尚さん、舘田 満さん、佐々木宏明さん
乗用車個人の部 優勝者
日本運行システム株式会社 舘田 満さん
第10回の節目の大会に出場する事が出来、とても嬉しく感謝申し上げます。
私は、第8回大会にも出場しましたが、入賞できず悔しい思いをいたしました。
再チャレンジ出来るなら次こそは頂点に立ちたい! その思いが日に日に強くなり心の中で葛藤するばかりでした。
その思いを実現する機会を得る事が出来、大会に向け会社の選抜メンバー9名で『目指すは団体優勝』を掲げ、練習を積み当日を迎えました。
仲間と汗を流し協力し、一丸となって目標に向かう取り組みは、最高の時間を築きあげたと思います。そんな仲間や監督、コーチからの指導を頂いた結果、個人・団体共に優勝をすることが出来たことは一生の宝物です。結果に舞い上がることなく運転サービス士としての初心を忘れずにチャンピオンとしての誇りを胸に業務に励みたいと思います。
最後に協会関係者様ならびに多くのスタッフの皆様方にお礼申し上げます。
有難う御座いました。
乗用車審査委員長特別賞 ベストマナー賞
株式会社マルノウチ 井野 啓さん
マイクロバス団体の部優勝チーム
大新東株式会社 正面左より
岡本泰輔さん、瀧澤貫治さん、阿久津祐一さん、宍倉 孝さん
マイクロバス個人の部 優勝者
大新東株式会社 岡本泰輔さん
第10回の記念大会に出場した事は、自分にとって大きな経験となりました。
会社の代表者が集まるコンテストの中で、運転サービス士としての、自己レベルを再認識させていただける貴重な機会だと思い臨みました。
結果、大会で優勝できた事は、自分において大きな自信と誇りとなりました。
なかでも競技に備えての事前準備では、日頃の業務について見直すいい機会だったと気づき、改めて感謝申し上げる次第です。
また、雨模様のコンディションの中、私たち選手が競技に集中できたのも、審査員並びに競技関係者の重々な準備や選手への気配りのお陰と深くお礼申しあげます。
競技を通じての経験を今後の業務に活かし、お客様に気持ち良く安心してご乗車頂けるように『最高のサービス』『最高の技術』『最高の安全』を持つ最高の運転サービス士になる事が自身の向上と会社の発展、協会の繁栄に繋がるものと考え、今後一層の努力していく所存です。
マイクロバス審査委員長特別賞 ベストエントリー賞
株式会社ホープ 井上 薫さん
大型バス団体の部優勝チーム
大新東株式会社 正面後列左より
木之内 亨さん、大木理恵さん、大島 遥さん 正面前列左より
松本 淳さん、市川 俊之さん
大型バス個人の部 優勝者
大新東株式会社 木之内 亨さん
今回、記念すべき第10回大会に初めての出場。そして大型バス部門にて個人優勝という名誉を獲得できた事に大変感激し、驚いております。
以前は、バス運転士として毎日業務をこなしていましたが、現在は、役員運転士の仕事に従事しております。そんな折に出場のお話を頂き一念発起。出るからには実力が通じるものなのか、大会に向けて所先輩方々に一からのアドバイスや技術指導を仰ぎました。ありがとうございます。この教えの絆が結果、優勝に繋がったものと思います。
今回の喜びを糧に、運転サービス士の心得を忘れずに日々邁進していきたいと思います。最後に協会関係者並びに加盟企業スタッフの尽力に心より深くお礼申し上げます。
大型バス審査委員長特別賞 ベストさわやか賞
大新東株式会社 大木 理恵さん
第10回全国「運転サービス士」第5回実行委員会(反省会)を開催しました。
平成27年12月4日(金曜日)
シダックスホール(東京都渋谷区)にて、第10回全国「運転サービス士」コンテスト第5回実行委員会(反省会)を開催しました。
実行委員会には実行委員44名が参加し、実行委員会本部による約130名のアンケートを取りまとめた結果報告書を基に、各部門責任者が分析を行い、次回開催に活かし、備える議論を行いました。また、実行委員会終了後には反省懇親会が同会場にて開催され、実行委員に加え、大会ボランティア、大会審査員、大会関係者を含む約120名が参加しました。吉谷実行委員長が全ての参加者を労い、コンテスト成功を祝して盛大に盛り上がりました。